COLUMNお役立ち保険コラム

保険で資産形成ってするべき?リスクにそなえながらお金を増やす保険活用とは。 2022-09-10 22:32:51

保険の最大のメリットとしてあげられるのは、将来のリスクに備えられること。
定期預金などすぐに使わないお金をたくさん持っていても、万が一の際に保障としては足りないことがあります。また、株式などへの投資は病気や死亡のリスクに備えることができません。将来の自分の資産形成として、貯蓄性と保障を兼ね備えた貯蓄型保険の活用がおすすめです。

資産運用と資産形成の違い

資産運用は、資産形成によって作られた資産を用いて金融商品などを活用し運用収益を得ながら効率的に資金を増やしていくことです。
資産形成は、まとまった資産を増やす目的で貯蓄したり、投資したりすることです。

 

保険で資産形成はできるのか?

資産形成とは、株式などの投資や銀行預金で貯蓄する方も多いですが、保険にも資産運用を目的としていたり、資産運用効果が得られたりする商品も販売されています。
保険は本来、将来のリスクに備える目的のため、通常の投資とは違いすぐに利益が出るものではありません。保険ですべての資産形成をするのではなく、ほかの金融資産と組み合わせることで、リスクに備えながらより効果的に資産を積み上げることができます。

 

保険で資産形成をするメリット

必要な保障を確保できる

貯蓄型保険は貯蓄機能だけでなく、必要な保障を確保しながら資産形成に取り組むことができます。資産形成の一環として保険に加入した場合も、万が一のことがあれば契約内容に応じた保障を受けられるのがポイントです。

 

節税対策になる

生命保険に加入していると、年末調整や確定申告すると所得税と住民税が控除の対象となります。

 

貯蓄を任せられる

毎月保険料を支払うと半自動的にお金が貯まっていくので、着実にお金を貯めることができます。貯蓄性の高い保険商品を活用すれば、自分で貯金するのが苦手な方でも積立貯金をしているのと同じ感覚で、資産形成ができます。

 

保険で資産形成するデメリット

保険料が比較的高い

資産形成ができる保険は、掛け捨て保険に比べて保険料が高い傾向があります。
保障が手厚く、貯蓄性が高い商品などは毎月の支払いが高額になり、家計に対する負担が大きくなる可能性があります。加入する際は、長期的に保険料を支払えるかどうかシミュレーションしておくことが大切です。

 

資産を大きく増やすことは難しい

保険は投資目的ではないため、預貯金と比べれば利回りが高いものの、一般的な投資商品に比べれば保険の利回りは低めになります。運用期間が長い割に、資産を大きく増やすことは難しいですが、損失が発生するリスクを抑えることができます。

 

途中解約すると元本割れすることがある

貯蓄型保険は、中途解約すると元本割れすることがあります。貯蓄性の高い商品でも契約してから早期に解約する場合は、返金額も保険料払込期間に応じたものになります。
あくまでも保険は、契約してから解約するまでの間に保障を受けることが目的なので、加入前には十分に注意が必要です。

 

貯蓄型保険の種類

終身保険(死亡保険)

保障は一生涯続き、被保険者が死亡または高度障害になった場合に備える保障です。
保険期間に終わりがないため、満期保険金はありません。ただし、途中で解約することが可能です。その場合、払い込み期間等にもよりますが解約時に支払った保険料の大半が解約払戻金として受け取れます。

 

学資保険

将来の子どもの学費に備えることが目的の保険で、保険契約者が万が一死亡した場合には保険料払込が免除となり、満期時に満期保険金を受け取ることができるものもあります。

 

個人年金保険

老後の資金を貯めることが目的ですが、死亡保障などの保険機能がついた保険です。

 

養老保険

被保険者が死亡した時に死亡保険金を受け取ることができ、満期時に生存していた場合は死亡保険金と同額の満期金を受け取ることのできる保険です。万が一の死亡にも備えつつ、お金を貯めることが大きな目的といえます。

 

資産形成・運用に適した保険を紹介

資産形成を始める場合に保険加入時の年齢は重要になりますが、全世代におすすめな保険が終身保険になります。終身保険は一生涯保障があり、契約を継続すると死亡保険金がもらえるので、残された家族の生活を守ることができます。

 

ピックアップ保険商品

①アクサ生命のユニットリンク

死亡保障をしっかり備えながら資産形成ができる、リスクと安定のバランスが取れた保険です。
【特徴】
・死亡・高度障害に備えられている
・資産形成が期待できる
・満期保険金の受け取り方を選択できる
・重篤な病気になったら保険料払込免除

 

②メットライフのサニーガーデン

かしこく着実に資産運用ができる、外貨建の一時払終身保険です。
【特徴】
・お客さまのニーズに合わせた3つのコースから選択できる
・資産の一部を外貨で保有することで、リスクを分散した資産形成ができる
・生涯の死亡保障と資産形成の2つの安心

 

③ジブラルタ生命のドル終身

一生涯の死亡保障とキャッシュバリューを米国ドルで実現した保険です。
【特徴】
・死亡保険金を受取れる
・高度障害保険金を受取れる
・身体障害状態になったら保険料払込免除
・解約返戻金をもとに契約者貸付制度を利用できる

 
為替リスクがあります
この保険は米ドル建てです。保険料・保険金解約払戻金等を円に換算する場合、為替相場の変動による影響を受け、損失が生じるおそれがあります。

諸費用がかかります
保険料から控除される諸費用や通貨交換時(円⇔米ドル)の為替手数料が発生します。

 

保険商品の選び方

保険は商品選びが重要です。選び方のポイントは、生命保険に加入する目的を定めて、どんな保障が必要で保障額がいくら必要か、また家計のうち保険に支払えるお金がどれくらいあるか計算し最適な保険の種類を選びます。

保障内容

保険にはさまざまな種類があるため、先に必要な保障内容を決めておいた方が保険を選びやすくなります。保険料は長期間支払い続けなければならないので、加入時では予想していなかったことが起こることもあります。そのため、保障の範囲や保障額がどれくらいあるか、月々の保険料が家計に影響のでない範囲で設定するなど、将来を見据えて収支に見合った保険を選択することが大切です。

 

保険料の払込期間

保険で資産運用をする場合、一般的に加入期間が長いほど返戻率が高いですが、その分保険料が負担となります。そのため家計に対する負担も考慮しつつ、無理なく払い続けられる払込期間に設定しましょう。定年のように収入が下がる時期がわかっているなら、定年までに保険料の支払いが終わるように期間を調整するのもおすすめです。

 

返戻率

返戻率とは、支払った保険料の総額に対して受け取れる料金総額の割合のことです。
加入期間が長ければ返戻率100%を超える場合が多く、保険で貯蓄を考えているのであれば、返戻率が100%以上となる保険を選びましょう。ただし、払込期間中に解約すると、返戻率が下がってしまう場合があるので注意が必要です。

 

保険の資産運用で困った時は、FPに相談をオススメ

保険で資産運用したいと思っていても商品がたくさんあり、自分に合った保険選びに迷ってしまうこともあると思います。自分の収入や家計の状況から、今後どれくらいのお金が必要かわからず対策が取れない方など、保険の資産運用で困った時はファイナンシャルプランナーなどのお金の専門家に相談してみるのも一つの手です。

 

まとめ

貯蓄型保険は万が一際に必要な保障を受けながら資産形成に取り組めますが、デメリットや注意点もあるため、他の方法とも組み合わせながら資産形成をする必要があります。他にも、掛け捨て保険で必要な保障を確保しながら、投資信託などで資産形成に取り組むのもひとつの方法です。それぞれのメリット・デメリットを比較したうえで自分に合った保険を選び、上手に資産形成に役立てましょう。

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