保険の見直しに最適なタイミングとは?損をしない為の賢い保険選びのコツをご紹介! 2022-09-10 22:32:51
目次
保険を見直す理由は?
生命保険は、一度契約すると長期間に渡り加入するのが一般的で、加入している間はライフステージの変化に応じて備えるべき保障の範囲は変わってきます。
例えば、独身で生活を支えるべき家族がいないのであれば、遺族にお金を残す必要性は低く、自分一人の生活を送れるだけの備えがあれば十分だといえます。しかし、結婚して子どもが生まれると、万が一のことがあった場合に家族の保障を考えなければなりません。また、子どもが自立すればそれほど大きな保障は必要なくなります。そういったライフイベントを節目として、保障内容が自分に合っているのか定期的な保険の見直しが大切になります。
保険を見直すタイミング(ライフステージ別)
生命保険の見直しは、ライフスタイルに変化があったときに定期的に行うのが理想です。
①結婚
独身のときは万が一のことがあった場合の保障について考えてこなかった人も、結婚してパートナーができると、相手の人生のことも考える必要が出てきます。
万が一のとき、パートナーが生活に困ることがないように死亡保険への加入を検討しておくと安心です。
②妊娠前・妊娠中
妊娠を希望される方は、妊娠前に医療保険に加入、見直しをしておくことが大切です。妊娠発覚後に加入しようとすると、異常分娩に関する保障が受けられなかったり、加入自体できない場合もあるので注意が必要です。
③子育て中
子育てには養育費や教育費に多額のお金が必要になるので、学資保険などの保険に加入したりするのがおすすめです。また、これからかかる子どもの教育費等に備えて、保障内容が生活状況に合っているか定期的に見直すことも大切です。
④住宅の購入・転居
住宅を購入したタイミングも、保険を見直す良い機会といえます。
住宅を購入する際は住宅ローンを利用される方がほとんどですが、団体信用生命保険(団信)への加入が原則となっています。この保険は、被保険者が死亡または高度障害状態になった場合、生命保険会社が住宅ローン残高を銀行に支払い、住宅ローンの返済に充当します。万が一のことがあっても住宅費の心配が不要になります。
⑤就職
就職をしたときは、ご自身で保険加入を検討される方も多いと思います。自分にもしものことがあった時に備え、最低限の保障を準備していると安心です。
保障が大きければ家計の負担も大きくなりますので、自分の収入に見合った保障内容で検討しましょう。
⑥子どもの独立
子どもが独立すると教育費や養育費の負担からは解放されます。そのため、教育費として用意していた保険があれば、今までよりも保険料を抑えることができます。
⑦定年
定年を迎えたあとの主な収入源は年金となり、これまでに貯蓄してきた資金で生活していくことになります。老後に必要な生活費がどれくらいかかるのか把握し、現在加入している保険の種類や保障内容を見直しする必要があります。
その他の見直しのタイミング
①保険の更新時期
保険の更新時期も、保険料や保障内容を見直すいい機会です。更新の際、更新時の年齢で保険料が再計算されて保険料が上がるため、同じ保険を継続するのか更新前に一度内容を見直してみましょう。
②自営業になったとき
会社勤めから自営業になったときも、加入する公的医療保険が健康保険から国民健康保険に変わるため保障内容も変わってきます。会社員が加入する健康保険の場合、働けなくなった際は給与の3分の2程度の傷病手当金を受け取ることができます。しかし、国民健康保険では同じような保障を受けられません。その分、自分自身で就業不能保険や医療保険などに加入を検討し、保障に備える必要性が高まります。
③保険料が家計の負担に感じているとき
保険料の支払いが家計の負担になっていると感じたときも、見直しをおすすめします。ライフステージの変化に伴い、今まで支払うことができていた保険料が負担になることがあります。その場合、無理して払い続けたりすぐに解約するのではなく、家計の状況と保障の適正化を図ることで、必要な保障を維持できるかもしれません。
④保険加入から時間がかなり経過しているとき
生命保険は万が一のために備えるのもので、長期間に渡り加入するものが一般的です。保険に加入してから時間が経っているときは、ライフスタイルも変化していくように保険も生活環境に合わせた保障内容に変えていく必要があります。万が一に備えるための保険のはずが、加入時と状況が変わっていたりなど十分な保障が受けられない場合があります。
生命保険を見直すメリット
ライフステージにあった最適な保障が付けられる
生命保険は、保険加入時に必要な保障で契約することが多く、年数が経ってから保険を見直すと、万が一の状況になったときに受け取れる保険金が不十分だったり、必要以上の保障に備えていたりなど保険料を無駄に払い続けたりすることを防ぎます。結婚、妊娠、子供の独立、定年など現在の生活状況に合わせて保険を組み替えることで、最適な保障内容を備えたものが見つかります。
保険料が安くなる可能性がある
生命保険を見直すことによって、支払う保険料を抑えられる可能性もあります。なぜなら大きな保障が必要でないのに加入したままだったり、複数の保険に加入して保障内容に重複があるなど、必要な保障に絞ることによって保険料を抑えることができます。その分、貯蓄や老後の資金として回すことができるでしょう。
保険を見直す際に注意するべきポイント
焦って現在の保険を解約するのはNG
新しい保険に加入するからといって現在加入している保険をすぐに解約してしまうと、解約のタイミングによってはそれまでに払い込んだ保険料の総額を下回る額の解約返戻金しか受け取れないことがあります。そうなると、これまで支払ってきた保険料が無駄になる可能性があります。その他に、健康状態次第では加入審査に通らず、新しい保険に加入できない可能性も考えられます。そうなると次の保険に加入するまでに空白期間が生まれてしまい、その間に万が一のことがあった場合は保障を受けられず自費で対応しなければなりません。そんなことがないように、保険を解約する際は慎重になりましょう。
保険料を無理なく払えるか
生命保険は、保障を厚くすれば支払う保険料も上がっていきます。継続して払い続けるものになるので、家計に与えるは負担大きく、保障と保険料のバランスをとることが大事になります。もし、保険料が高いと思っているなら本当に必要な保障だけに絞ることで、保険料を少しでも抑えるように見直してみましょう。
保険期間(保障期間)は自分に合っているか
生命保険には、一生涯保障が続く終身保険と保険期間が決まっている定期保険があります。終身保険は更新がないため保険料は変わらず、保険期間は一生涯続きます。
一方で、定期保険には保険期間に期限があり引き続き保障が必要であれば、契約更新するか新しい保険に加入する選択肢があります。しかし、定期保険を更新し続けていると保険料は年齢とともに上がるばかりなので、一生涯の保障を得るなら終身型への乗り換えを早めに検討したいところです。ライフステージに合わせて、必要な保障と保険期間を見直すことが大切です。
複数加入している場合は保障が重複していないか
生命保険は自分で加入したもの以外に住宅ローンを組んだときの団体信用生命保険など、複数加入している場合があります。見直してみると、死亡保険金が必要以上にかけてしまっていたり、保障が重複していたりなど無駄な支出が抑えられます。
保険金の受取人は適切か
保険金は課税対象となり、保険金の受取人を誰にするかによって課せられる税金の種類や課税額が異なってきます。そのため、保険金の受取人がそれぞれ誰になっているかを確認しておきましょう。結婚を機に受取人を配偶者に変えたり、反対に離婚した場合は、受取人を配偶者から子どもに変更するなど、ライフスタイルの変化に伴い受取人を柔軟に見直す必要があります。
焦って保険の見直しを失敗しない為にもFPに相談しましょう。
生命保険に既に加入しているけれど、今の保障内容が自分や家族に最適かどうか分からない方、ライフスタイルが変化し保障内容を変えたいと考えている方など、自分で調べてプランを変更するのは不安な方は一度ファイナンシャルプランナーに相談してみましょう。
ファイナンシャルプランナーに相談することで、お金のお悩みや今後必要となる最適な保険について分かりやすく説明させていただきます。
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